環軸椎不安定症(環軸椎亜脱臼) その他の各種症例の紹介 ■ 各種症例の紹介 トップへ戻る ■ 骨折 ■ 椎間板ヘルニア ■ 膝蓋骨脱臼 ■ 腫瘍切除 ■ 避妊手術 ■ 子宮蓄膿症 ■ 去勢手術 ■ 環軸椎不安定症(環軸椎亜脱臼) ■ その他の外科手術 <環軸椎不安定症とは> 環軸椎不安定症とは 第一頸椎(環椎)と第二頸椎の間は、4つの靭帯で支えられています。 生まれつきまたは外傷などの後天的な原因で靭帯に異常が起こると頸椎間の亜脱臼がおこります。 症状 頭部を触られることを嫌がり、首の痛み、下を向けないなどの症状が現れます。 重度の症例では起立不能などの症状がみられます。 症例 狆 去勢オス、9ヶ月齢 稟告 2日前に同居犬と遊んでいて悲鳴をあげてからどこかに痛みがあるとの主訴で来院。 来院時、起立不可、脱力、趾間痛み反射左後肢のみ+。前肢ナックリング。 診断 レントゲン検査により環軸椎亜脱臼と診断。 後日、○○大学動物病院でCT,MRI検査を行い環軸椎不安定症と診断。 処置 第9病日、当院にて環椎軸椎セメント固定により亜脱臼の整復を行った。 手術前 手術後 経過 手術後翌日より頸部の挙上ができ、歩行可能。 食欲あり。排尿(+) 同日エクソソームの皮下注射を行った。(週に1回の投与を5回) 手術後20日の来院時、走れるようになった